特定空き家とは、放置すると倒壊などの保安上危険がある状態、衛生上有害となる恐れがある状態、景観を損なっている状態、その他の理由で放置するのが不適切な状態のいずれかに該当する空き家のことを指します。
指定されると、自治体から修繕などを行うように助言・指導・勧告・命令が行われ、命令に従わないと50万円以下の過料が発生します。また、自治体からの勧告を受けると、固定資産税の優遇措置が適用されなくなるので注意が必要です。
特定空き家に指定される状態になってしまうのは、主に管理が疎かになっていることが原因ですが、賃貸物件に転用して運用するという対策を講じれば管理が行き届くようになります。そのため、指定されるリスクは大幅に軽減されますが、賃貸物件への転用が難しい場合は売却してしまうことをおすすめします。